哲学塾カントにお邪魔してみた話

哲学塾カント

哲学塾カントは哲学者の中島義道先生が主催する、様々な哲学に関する話を聞くことができる私塾です。

お話をしてくださるのは実際に哲学者として活躍している先生方で、お値段も1授業2,500円とすごく魅力的です。

哲学塾カント

哲学塾カント

もともと営利目的で始められたわけではないそうで、お金を取るのも無料だと客層がどうしても悪くなってしまうことから最低限の授業料はとるようになったという経緯があるそうです。

以前はマンションの一室で実施していらっしゃいましたが、今はコロナの影響もありオンライン(Zoom)で開催されていてより参加しやすくなった印象があります。

ウィトゲンシュタインの授業を受講

ぼく自身現在も数学の基礎にすごく興味があり、かつ大学院時代に『論理哲学論考』を読みふけっていた時期があることもありウィトゲンシュタインの関する授業である「W」を受講しました。先生は立教大学の入江俊夫先生です。

ウィトゲンシュタインの本

ウィトゲンシュタインの本

↑副読本の無い本に関しては素人解釈するのが怖くて結局ほとんど読めてなかった。

各授業には哲学者の名前からアルファベット1文字か2文字の講座名があります。

参加したくなったらカントのページからメールを送るだけで参加できます。

内容は1930~1931年ごろのウィトゲンシュタインの解釈でした。

ちょうどゲーデルが不完全性定理を証明したころですね。

「数学においてどのように探究のアポリアを乗り越えるか」など哲学の専門知識がない自分にとっては少しなじみのない言葉もありましたが、やはり数学に関する考え方に触れる場面もあり楽しい講義でした。

しかも、質問タイムには現役の哲学者の先生に質問できるという贅沢な授業です。

ウィトゲンシュタインとゲーデルの共通性

講義の中で感じたのは、ウィトゲンシュタインの構成主義よりの思想とゲーデルの数学的プラトニズムには共通性がありそうだということです

構成主義と数学的プラトニズムは対立的に語られることが多い印象ですが、両者の根底にある数学観には似たところがある。

まあ、ぼくはまだ哲学を語れるほど語彙がありませんのであまり深堀することはやめておきます。

が、少しずつ自分の興味のある探究に近づいてきている感じがあって楽しかったです。

何かそのうち数学の基礎について面白い話ができたらしたいですね。

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